「金魚妻」を徹底レビュー！ネタバレ・あらすじ・感想まとめ

悩める4人の美しい人妻が登場する作品。

「金魚妻」「出前妻」「弁当妻」「見舞妻」と見ごたえあり。

奥さまの禁断を黒澤Rの世界観で描きます。

表紙には、夫に寂しさを感じている金魚妻が登場！

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「金魚妻」のあらすじ

金魚妻というタイトルの中に、複数の奥さまが登場します。

どれもテーマは「禁断ストーリー」！

金魚妻含む、「出前妻」「弁当妻」「見舞妻」の４話が入っています。

金魚妻の主人公の平賀さくらは、夫に寂しさをつのらせています。

仕事から帰って来た夫に話しかけるも、悲しくも返事もありません。

主人公の平賀さくらは、近所の魚を専門に扱っている、ペットショップに通っていました。

もちろん、金魚にも興味がありましたが、実は店長の豊田という男性にひかれていました。

それが、いけないことだとわかっていました。

平賀さくらは、夫に面と向かって話すことはないものの、夫が浮気していることに気が付いていました。

金魚を飼ってもいいか、夫に聞いても「好きにすればいい」と冷たく返されます。

それから、平賀さくらは近所のペットショップに向かい、好きな金魚の水槽を選んで帰宅しました。

ところが、その夜帰って来た夫は、本格的な金魚の水槽を見て激しく怒りはじめます。

夫から、その水槽を今すぐ返してくるか、家を出ていくように選択を迫られます。

平賀さくらは、仕方なく水槽を抱えて、お店へ向かいます。

夫は、妻である平賀さくらを家から追い出して後、浮気相手に電話をかけているシーンが現れます。

金魚の水槽に対して腹を立てたというよりも、妻を追い出す口実を作りたいようにも見えます。

すでにお店はシャッターがおりています。

大きな水槽を抱えてシャッターをたたきます。

店長の豊田は、中に迎え入れます。

平賀さくらが持ってきた水槽を屋上に運び、ここで金魚を飼うことを提案します。

そういった優しさからか、夫は浮気をしていることを豊田に話します。

そこから平賀さくらと店長である豊田の禁断の関係がはじまります。

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「金魚妻」の結末は？

その後、金魚妻の平賀さくらとペットショップの店長である豊田は、男女の関係に発展します。

それからさくらは、ペットショップのバイトとして働くことが決まります。

豊田も過去に、恋愛での傷があることを平賀さくらは感じます。

魚がいる屋上で、愛し合う日々を送ります。

そんな中、平賀さくらの夫に変化が…

その他のお話も、色気のあるシーンがあり、夫婦間や周りの人に相談ができないような話題がテーマとしてあります。

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「金魚妻」の感想まとめ

作者である黒沢Rの絵の表現力に定評があります。

絵のタッチが綺麗で、また登場してくる女性が艶っぽさもあり美しいのが印象的です。

禁断・不倫がテーマでありながらも、後味の悪さを感じさせない読みやすさも、多くの人を引き付ける魅力と言えます。

不倫がテーマなのに どこか かわいいお話です。絵も可愛いし 短編なので読みやすい。さくさく読めるのに 心にちょっと何かが残る独特な世界観で 好き。