「溺れるナイフ」は実写映画化された作品です。
その作品のタイトルには、10代の自意識を象徴しています。
コメディ要素がありつつも、どこかしら神秘的でダークな雰囲気を放つ恋愛ストーリーです。
主人公は、ヒロインでもある小学校6年生の望月夏芽という少女。
彼女は、東京で雑誌のモデルをしています。
しかし夏芽の祖父が経営していた旅館を、主人公の望月夏芽の父親が継ぐことが決まります。
そのことで、主人公の望月夏芽の環境も大きくかわることに…
「溺れるナイフ」のあらすじ
主人は、東京で雑誌のモデルとして活躍している、小学校6年生の少女・望月夏芽。
彼女は、雑誌のモデルという仕事をとても気に入っていました。
このモデル業界にしかない刺激を好んでいました。
しかし、望月夏芽の環境は、ある出来事をきっかけに一転します。
望月夏芽の祖父が経営していた、旅館を父親が継ぐことが決まります。
そのことで、望月夏芽を含む家族は田舎へ戻ることが決まります。
もちろん、東京で雑誌のモデルという仕事は続けられなくなります。
主人公の望月夏芽は、ひどくショックを受けるのでした。
東京から離れ田舎に行くことで、望月夏芽の存在が世界中から忘れられてしまうのではないかという感覚に陥ります。
望月夏芽の家族が向かう場所は、東京からバスを乗り継いで5時間のところにある浮雲町という場所です。
その日の夜は、不満や不安に押しつぶされそうな望月夏芽は、散歩に出かけます。
そこである人物に会います。
暗闇の中で光り輝くような少年の姿を見た、主人公の望月夏芽は、「神の子」ではないかと思うほどでした。
その少年の名前は、長谷川船一郎という少年でした。
主人公の望月夏芽のクラスメイトであることが後にわかります。
地元では有名な長谷川産業を継ぐ跡取り息子でした。
山1つを所有するほどの大金持ちの家庭のおぼっちゃまでした。
この浮雲町の住民は、長谷川家には頭の上がらない存在でした。
その息子である長谷川船一郎も、この町のものは、自分の好きにしていいと感じており、まさに王様のようです。
刺激のない田舎の生活にあきあきとしていた、主人公の望月夏芽は、次第に王様のような長谷川船一郎に興味を持ちはじめます。
そこから、ふたりの距離は近づいていき一緒に遊ぶようになっていきます。
長谷川船一郎との距離が近づいても、光輝くその現象は変わらないままでした。
その現象に疑問を持ちながらも、長谷川船一郎がいることで、田舎の生活は実りのあるものでした。
ですが、素直にそれを喜べない望月夏芽がいました。
それは、東京からやってきた望月夏芽に対して、クラスの女子から陰口を言われて悩んでいました。
そんな悩みをある時、望月夏芽は長谷川船一郎という少年に本音を話す機会が訪れます。
長谷川船一郎は、悪口を言われても、きれいなのは変わらないのだから、気にすることはないと、望月夏芽に言いました。
長谷川船一郎の言葉に、望月夏芽は救われます。
話が進んでいく中で、ある時長谷川船一郎と東京に行きたいと、望月夏芽が願います。。それを受け入れた長谷川船一郎とともに、誰にも言わずふたりだけで旅立ちを決意します。
ここからが、溺れるナイフの本当の物語の始まりとも言えます。
中学生、高校生と成長していく姿、それはまさに10代の自意識を感じさせる内容です。
「溺れるナイフ」の結末は?
話が進んでいく中でも、望月夏芽の近くには長谷川船一郎という少年の存在がありました。
ですが、倒的な存在感を放つ長谷川船一郎に対して望月夏芽は、ある気持ちを抱き始めます。
あることがきっかけで、主人公の望月夏芽と長谷川船一郎は付き合い、恋人関係へと発展します。
追いつきたい、つかまえたい、求めているのに、突き放してしまう、10代の複雑なこころを表現しています。
思っているのに、どうしていいのかわかない、ふたりの恋の行方とは…
「溺れるナイフ」の感想まとめ
主人公の望月夏芽や恋人の長谷川船一郎のひかれあっているはずなのに、なかなか素直になれずに、恋愛がうまく進まない姿に、もどかしさを感じることもありました。
ただの恋愛漫画では終わらせない、著者であるジョージ朝倉のセンスを感じさせる内容です。
溺れるナイフという作品の中で感じる、ミステリアスな雰囲気がより読者を物語の中へと引き込みます。
とにかくキャラクターが素直になれないことが多く、なかなかうまくいかない。。けどなぜかクセになる。描写も美しく非現実的でどんどん読み進めたくなります。
ジョージ朝倉先生の天才っぷりに やられてしまいました! こんな漫画をかけるなんて!! 心を揺さぶる作品です。 画風には好き嫌いあるみたいだけど 読まないのは人生の損ですよ。 名作です。
青春時代の淡い恋の感じの表現が魅力的で、妙に引き込まれていきました。主人公がすごく純粋で人間らしくひたむきな感じが好印象。作品自体は不思議な空気感。途中、恋が遠回りしすぎてる感じで、ちょっとかったるく感じてしまう部分もありました。
最後まで読みましたが、とても複雑で奥深く、ミステリアスでサスペンスで、、あんな展開になるとは思ってもみませんでした。忘れられない作品になりました。
ジョージ朝倉さんは、内面の渇望とか葛藤とかの描写が良くて、ギャグセンも好きなんですが、この作品は特にプラス不思議な感じというか、言外のなにかを書き出すのが上手くて凄く惹かれた。 若さからの全能感、キラキラギラギラ輝く感じ、存在感。不思議な繋がり。そこらへんの描写が凄く面白かった。 お互いに深くトラウマを持ってしまい、惹かれているのに近付くとズタズタ・ボロボロになってしまう。寄り道して逃げて向き合って、最後は良かったです。でももっと早くても良かったかも笑
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